少女マンガ的社内恋愛
でもそれ以上にくすぐったいのは、散々私をからかって遊んでいた鬼ネコと同一人物とは思えない位真摯な愛の告白だ。


「今は同社の常務と営業部員じゃなくて、ただの高稲 幸作と倉金 澄鳴のやり取りとして返事してくれ。オレとデートすんの…嫌か?」


組んだ両手を口元に当てて、静かに私に確認をとる常務。


目の前に突っ立つ私は息をするのも忘れてその姿に見入ってしまった。


何よ…本性はあれだけオレ様なんだから、強引にでも連れ出せばいいのに…わざわざ確認とらないでよ……


いつも私を振り回す常務に尊重されると、凄い戸惑っちゃうんだから。
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