少女マンガ的社内恋愛
私はこの人の事を恋愛対象として見た事なんて、一度も無い。


今は常務と社員としての関係性を取っ払っていいと言われてるんだから、断ってしまえばいいのに――――…


「…別に……1回位なら、いいですよ」


私が承諾するとまさかOKされると思ってなかったのか、常務の目が軽く見開かれた。


「なんですかその反応。嫌なら帰りますけど」


「!!いや、帰んな!絶対帰んな!!もうお前に逃げられるのはごめんだ!!」


私のセリフを真に受けて慌てる常務は、明らかにさっきまでよりスピードを上げてご飯をかき込む。


「逃げませんよ……常務」
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