少女マンガ的社内恋愛
なのに今アタックしているのは、ちっちゃなちっちゃな可愛げも色気も無いチビネズミ。


やっぱりこの人、変わってるわ……


「でも意外です」


「何が?」


「常務が極普通の動物園でそんなに喜ぶなんて。高稲グループの御曹司で、地位も名誉もお金も持ってるのに………だから今日は本当に意外でした」


そこまで言うと、常務は急に黙り込む。


「常務?………キャッ!?」


一瞬ポケッとフリーズしていたら、大きな手で両頬を挟まれた。


私が何か言う前に常務と目線を合わせられ、端正な顔が勢い良く近づいて来て――――…


「んっ…!」
< 176 / 383 >

この作品をシェア

pagetop