少女マンガ的社内恋愛
気づいた時には、常務の唇が私の唇と重なっていた。


「んあ……ふぁっ………」


一度くっついたそれは離れたと思ったら角度を変えてまた何度もくっつき、私の体内酸素を奪ってゆく。


段々苦しくなって口を開いて酸素を補給しようとすると、温かいものが口内に滑り込んで来た。


「んんっ…!?」


な、何これ…まさか常務の舌……!?


常務の舌は歯をなぞったり私の舌を絡め取ったりして、コントロールを失った電車の様に私の口内で暴れ回って止まらない。


「やぁ……っ、常務……」


途切れ途切れに出る自分の声の甘ったるさに愕然とした。
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