少女マンガ的社内恋愛
“やる”と言われても、簡単に発売前の商品を受け取れる程、私は楽天家ではない。


どうしようと慌てると、青の方のグラスを手に取る常務。


「いいから好きな女にプレゼントやりたい男心汲み取って、貰ってくれねぇか?まぁ実を言うとそれは建前で、本当は澄鳴とペアのグラス使いたいだけなんだけどな」


――――ドキッ…


口角を緩く上げながらグラスを眺める常務に、私の心臓は甘く、それでいて大きく高鳴る。


「澄鳴?“つき合ってもないのにペア志向とかキモーーイ”はさすがにオレでも傷つくんだが」


「あっ、いえ、そんな事思ってません!!」
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