少女マンガ的社内恋愛
このまま行ったら死ぬまでずっといい事続き……と若干バカみたいな考えが脳内に浮かぶも、そうは言ってられない。


私をこんなにも前向きに頑張らせてくれる常務に、早く向き合わなきゃいけないんだから。


そう………何を隠そう、私はまだ常務に『私も好きです』と言えていないのだ。


『悪いな澄鳴。ちょっと仕事が……』


『次期社長ですもん。仕方がないですよ』


一昨日常務は私の着替えが済んだ後、会社に逆戻り。


なんやかんや忙しいみたいで、今日まで一度も会えていない。


「早く好きって言いたいのに……常務喜んでくれるかなぁ………」
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