少女マンガ的社内恋愛
服を全部詰め込んで、重たくなったボストンバッグを持ち上げながら呟いた。


常務宅の客間はベッドにクローゼットに机に…と、ある程度の生活に使う道具は粗方揃っている立派な部屋。


しかし私は荷物を置くのに使っていただけで、ここのベッドで眠った事は一度も無い。


『あの常務…私客間に……』


『ん~~?』


『やっぱり私が客間のベッド使うの嫌なんですか?だったらソファーでいいって、言ってるじゃないですか~~~っ!!』


その理由は前説明した通り、常務が就寝時間になると自分の寝室に私を連行するからである。


『バカだなぁ、お前』
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