少女マンガ的社内恋愛
サーーーッと血の気を引いて狼狽える私を、常務は首を傾げつつ見守っている。


「えっ、あっ、ちょっとコンビニに買い物に………」


「ハァ?」


どうにか言い訳を考えついて誤魔化そうとしたが、失敗だった様だ。


「買い物?コンビニに買い物に行くのに、そんなにデカイ荷物必要無いだろう?」


「!」


常務の視線の先には、荷物で膨らんだボストンバッグとビニールバッグ。


確かに普通に近所のコンビニに行くだけにしては、おかしな格好極まりない。


私のモロバレなウソに、常務の眉間に深いシワが寄ってしまった。


――――バタンッ
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