少女マンガ的社内恋愛
常務の揺るぎない声が、左耳の近くにあるキレイな唇から流し込まれた。


「なっ、何ですかそれ………私は小さい頃6年もアナタにからかわれて、嫌な思いしたんです。そんな人好きになったりしません……」


本当は“ハイ”と言いたいのに、密着し過ぎのシチュエーションにドキドキし過ぎて、素直に返せない。


ここに来てから常務に後ろから抱きしめられながら寝てたのに、この体勢には慣れが無いのが原因である。


「…フーン。だったらオレ今から登暉の妹誘って、映画でも観に行こっかな~~~」


「ダッ、ダメです!…あっ……」


――――二ヤッ


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