少女マンガ的社内恋愛
丁寧な物腰でファイルを渡してくる常務に、一気に謎が解けた。


今の口振りからすると常務は私より先にここに来ていて、私は常務の存在に気がつかなかった。


そしてファイルに届かなくてアタフタしていた私を見かねて、代わりにファイルを取ってくれたのだ。


「す、すみません常務…!私3日前もご迷惑をおかけしたのに、また……!」


受け取ったファイルを胸元で握りしめながら、3日前の再現の様に頭を下げた。


私なんでこんなに常務に迷惑ばっかりかけちゃうの!?もう入社して5年目なのに、みっともない……っ!!


「気にしないで、倉金さん」
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