少女マンガ的社内恋愛
私が中学生や高校生ならまだしも社会人同士、しかも相手は同じ会社の重役となれば、やはり『大人』としての抵抗感も生まれる。


「あ、の……せめて“幸作さん”って呼ばせて下さい………さんを吹っ飛ばして君は、ちょいとハードル高いです」


下手に出て頼んでみたが、常務はご不満な様子。


裏では名前呼びしてたら、会社でうっかりそう呼んでしまうかもしれない。


そのリスクを背負うんだから妥協してくれと何とか説得して、これから私は会社の外では常務を“幸作さん”と呼ぶ事が決定した。


「なぁ、澄鳴」


「なんですか?こっ……幸作さん………」
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