少女マンガ的社内恋愛
車で送ってくれる中、私が高稲家の事をどうして思い出したのか聞いたお兄ちゃんが言ったセリフが再び響く。


「こんな最悪な少女マンガみたいなシチュエーション、いらな~~~いっ!!」


ベッドに叩きつけた真っ白な枕がバウンドして、情けなく地面に落下した。


―――
――――
―――――…


「営業行ってきま~~す……」


「待ちな、澄鳴」


翌朝…どうにか出勤し、営業に行こうとした直前、燐に呼び止められた。


「アンタその覇気の無い顔で営業行く気?そんなんじゃ取れる契約も取れないわよ!一体どうしちゃったワケ?」


「……」
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