少女マンガ的社内恋愛
燐がこう言うのも無理はない。なぜなら今日の私は目の下に出来たくまを撃退すべく、朝から余計な気力を使い……誰がどう見ても“何かあった”という雰囲気だったから。


眉間にシワを寄せて詰め寄る燐に何も言えないでいると、ハァーー…と溜め息をつかれる。


「言いたくないなら無理に言えとは言わないけど、お客様の前に顔出すならもうちょっとシャキッとしなさいよ。私達に何があっても、相手には関係無いんだから」


「……うん」


そうだ…私が今日ドンヨリしていたのは常務の事で色々考えて、眠れなかったからだけど…そんなの相手には全く関係無いよね。
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