まじめっ娘とイケメンくんの恋


「超無愛想な対応だな
嫌われんぞ」


「そう?」


「へぇー!スゲー自信」


「何が?」


「私は好かれてるから大丈夫的な?」


「そんなことないよ!」


「だけどさ あやっぺも悪い女だね」


「はい???」


「彼氏がいながら彼より別の男と
こうしてホテルで過ごしてるって
オレだったら嫌だな
惚れてる女が別の男とって
だから今日のことは忘れろよ」


今日のことは忘れろ・・・


キツいな
あたしだって大好きな彼が
他の女とこうしてるって思うといや。


「1つ聞いていい?
男と人って好きな人じゃなくても
抱ける?」


「抱けるっちゃ抱ける・・・かな
えっ?何?オレがあやっぺのこと
好きだから抱いたと思ってんの?」


ーーー好きだから抱いたと思ってんの?


わかってる!そういう意味じゃなくて
・・・あたしのバカ
違うことぐらいわかってんのに
どうして口から出ちゃったの。。。


「ち・違うくて・・・
あ・あたし何を言ってんだろ
ごめんなさい 今の忘れて」



「何お前 変だぞ?
今頃後悔してんのか?
やっぱ 彼との時に取っとけばよかったって」


そうじゃない
後悔なんかしてない。


「それはない」


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