まじめっ娘とイケメンくんの恋


次の日のよる
彩子さんから問い詰められた。


「ねぇねぇ
けんちゃんとついに?」


「はい」


「あいつさぁ~夕べここへ来て
『まだ帰ってきてねーの?
まさかそのまま泊まったり
するんじゃねーの?』
とか心配してたよ」


「だから彩子さんが電話してきたんですか?」


「そう!デート中だったのにごめんね」


「あ~全然大丈夫です」


「で?ここで?」


「それが・・・」


ホテルに予約を取っててと説明すると
「ウケる!ウケる!
元春にも教えてあげよう」
とか大笑い。


「言わないでください
謙太さんに怒られます!
余計なことまで話すな!って」


「で?どーだった?初エッチ」


「複雑な気持ちでした」


「好きな人に捧げる方がよかったと
後悔?」


ううん・・・ちゃんと
好きな人としたから
それは幸せだった。


だけど
謙太さんに全くあたしに対しての
気持ちのなさに 呆れるぐらい
ショックを受けている。


「それはないです」


「そっかぁ~
綾子とけんちゃんがね・・・
そっかそっか
とりあえずおめでとう」


おめでとうーーー








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