まじめっ娘とイケメンくんの恋


「あちっ!!!」


「わっ!ごめんなさい」


「どーしてくれるの?
火傷したじゃん」


・・・あなたが余計なことをするから


「すぐに冷やしてください」


謙太さんの手を取り蛇口のところに持って行き
水を流した。


「そんなことしなくていいよ」


「だめです!」


「そんなことするより
あやっぺが舐めてくれたらすぐ直ると思うけど?」


あたしのせいだしと思って人が親切にしてるのに


「もう知りません」


あたしは持っていた謙太さんの手を離した。


「何でやめるんだよ」


「はぁ?」


「あやっぺの胸がオレの腕に当たって
気持ちよかったのに」


「も!!!なんてこと言うんですか!」


手を冷やさなきゃとばかり思って
接触してるなんて思っていなかった。


あたしはお皿にチャーハンを盛り付け
逃げるように部屋へと帰った。


その瞬間 台所では爆笑の嵐
きっとさっきの事を謙太さんが
説明してるのだろう。







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