まじめっ娘とイケメンくんの恋


いつまで居るのか・・・
あたしが面接に行くときもまだ居た。


「あれ?お出かけ?」


男たちの言葉は無視


「ねぇ!どこ行くの?」と言う
彩子さんの言葉にはちゃんと返す。


「バイトの面接・・・あ。。。」


素直に言ってしまって後悔。


「えっ?バイト?どこでするの?」


「居酒屋ですけど・・・」


「えっ?居酒屋???」
「あやっぺが居酒屋?」


男たちがまた
思いっきり馬鹿にした言い方をする
それに腹が立つ。


「表舞台じゃないんで」


「なにそれ?」


「皿洗いでもできれば・・・と思ってます
いけませんか?」


「だよねぇ~」
「頑張ってね~」


嫌味なやつらにお見送りされ
アパートを出た。


バイトの面接では
「君のように真面目そうな子を探してたんだよ」
とそく採用が決まった。


「今 働いてるあの子達の行動と
同じようにやれば大丈夫だからね」


「あのぉ~裏方希望なんですけど」


「えっ?表舞台になにか問題でも?」


「問題・・・じゃないですけど・・・
うーん」


人前とか自信なくて・・・
ここに来る前も
いっぱいバカにされて出てきたし・・・。


「裏方は要らないんだよね
もし!お客さんの注文を覚えられないとか
心配してるんだったら大丈夫!
全部コンピュータだから」


「あ・・・そうなんですか・・・」


気にせず頑張ろう
お金のため!と心に決めたのだった。





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