まじめっ娘とイケメンくんの恋


「そんな声を出したらな・・・
男は・・・うん・・・まぁ・・・」


そこで言うのを止めてしまった。


「うん?男は何?」


「何って・・・スイッチが入るんだよ」


「スイッチ?何のスイッチ?」


「分からないんだったら
わかんなくていい」


「そうなの?」


と聞くあたしはまだ謙太さんの腕の中
それが居心地よくて
離れたくないと思う自分がいて・・・。


思わずあたしは謙太さんの胸に頭を
くっ付けた。


すると謙太さんは
「今日は終わり!帰るわ」
と急に立ち上がった。


終わり・・・
安心したのが半分
これからどうなるんだろうと
期待してたぶん
ガクッと来たのが半分。


「謙太さん
ありがとね」


あたしの言葉に無言で
手を振って帰っていったのだった。


初めてキスしちゃった
今でも思い出すとドキドキしてしまう。


それもそれも3回も!



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