叶わない恋だと解っていても
学校に着くと私はいつもと同じ席に着き、読みかけの本を開く。

朝の6時半、誰もいない教室で一人静かに本を読み進める。

『おはよぉ』『おはよー!』

だんだんと教室が騒がしくなっていく。

先生が教室に入ってき、私は本をパタンと閉じた。


毎日が退屈。楽しいさなんて一切感じない。

そんなつまらない日々が一転したのは、次の日のことだった。
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