叶わない恋だと解っていても
私は三夏春羽(ミナツ ハルハ)。高校二年生。
最近毎朝起きると涙が出ている。そして、毎日夢を見ている。
目の前に男の子が居て、私が居る。
そして男の子は私に『大嫌い』と言う。それだけの夢。
なのになぜか夢のなかの私は泣き叫んでいる。でも起きるとその男の子が誰なのか、何で私は泣いているのかを忘れる。
「あの子は…誰なんだっけ…みんな忘れちゃった」
私はそう呟き、自転車に足をかけた。
最近毎朝起きると涙が出ている。そして、毎日夢を見ている。
目の前に男の子が居て、私が居る。
そして男の子は私に『大嫌い』と言う。それだけの夢。
なのになぜか夢のなかの私は泣き叫んでいる。でも起きるとその男の子が誰なのか、何で私は泣いているのかを忘れる。
「あの子は…誰なんだっけ…みんな忘れちゃった」
私はそう呟き、自転車に足をかけた。