女子高生が白狐の許嫁!?
居酒屋・はせべには、お酒だけでなく、

ジュースやお菓子、和食から洋食、中華・・・

幅広いジャンルを取り扱っている。

湊叶は、メニューを開くことなく、ベルを鳴らし

店主を呼ぶ。

「日本酒の度数+9を1つと

しぼりみかんも。」

「・・・。」

無言で去っていく店主。

「通じたの?」

「まぁ、そのうち来るから。

・・・作戦会議始めようか。」



数分後・・・

「はい。高校生はこれね。

オレンジジュース。」


「・・・子供扱いしてる。」

頬を膨らます音春。

湊叶は怒る音春の頬をつまみ、日本酒を1口飲み、

「かわいいなー。

李斗にはこんなカワイイ子

もったいねーなー。」

「・・・もう酔ったの?」

「酔ってないよ。本心だけど?」

「・・・そ、そっか。ありがとう、湊叶くん。



作戦会議続きしよっか。

えーとここがこうで・・・」

「ねー、音春ちゃん。」

「なに?」

そういうと音春の前に日本酒を出してくる。

「私未成年だよ?」

「この時代、

酒飲んだくらいで捕まんないから。

大丈夫、大丈夫。」
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