サプライズ★フィナーレ✿修正中✿
「そうだ、あれから翔から連絡は?」

 曇った顔で首を横に振った時、連続ノック直後にドアが開いた。

「エリ、帰り支度して地下駐車場に来い」

「えっ? 翔……」

 行っちゃった……また勝手に。

「月曜からデート? しかし定時よりえらい前に……。愛梨のこととなると本当に可愛い奴。週末は、あいつ仕事だったらしいもんね。じゃあね、楽しんでおいで」

 翔輝君は、サッと立ち上がりからかい口調で言い終わると、同時にドアを閉めて行ってしまった。

 約束してないけど、デートって響きが堪らなくくすぐったい。翔の彼女として……やだ照れくさすぎ。いまだに何て言っていいのかわからないけど、あの熱い告白から二人きりでの初めてのお出掛け。

 ワクワク以上にドキドキ……今までとは、心構えも意味も違う感じ。
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