龍瞳ーその瞳に映るもの
初めてもらったお給料はバイト暮らしだった私には想像できない金額。

もらうのに躊躇したほどで
いらないなら捨てろと言われた。

私名義の通帳は作れないからと
知らない名前の通帳を使えと渡された。

ここに来て私は色んな名前を名乗っている。

「ボーナスなんかいらないし」

欲しいものを買うだけのお金は
もらっている。

「ならいい、行くぞ」

そう言ってアズは颯爽と歩き出す。
その姿に歓喜のため息があがる。

神はどこにいても誰にとっても神なんだ。
一度も止まらず駐車場につき車に乗り
モールをあとにした。
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