龍瞳ーその瞳に映るもの
「アズ、ありがと」

あの場の雰囲気でいらないなんて
言っちゃったけど、私のために
誘ってくれた事を今さらながら感謝する。

「あぁ」

ボーナスだと買い物に連れ出してくれた
アズの優しさにも感謝する。

最初ほど中に籠ることはなくなったけど
知らない土地で1人出歩く事はなくて
出かけるのは任務や日常の買い物くらい。

それが嫌ではないけれど、アズはきっと気を使ってくれたんだと思う。

「服の代わりのボーナスもあり?」

だとしたなら、甘えてみよう。

「あぁ」

「夜景見たい」

まだ私は見た事がない。
高い場所から今いる場所を見てみたい。
煌びやかな街の全貌を見てみたい。
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