龍瞳ーその瞳に映るもの
「一生飼い殺しでいいから」

果てしなく続く光の集団に不安が募る。
こんな光の砂漠に放り出されたら
私はどこに行けばいいのかわからない。

「アズの側にいさせて」

どんな汚い事でもアズが望むなら叶えるから。

息をとめたようなアズは動かない。
それはNOの意思表示にも思える。

「一生なんて簡単に約束はできねーな」

できなくても言って欲しい。
でまかせでもいいから言って欲しい。
色んな感情が見下ろす街並みみたいに
入り混じってゴチャゴチャだ。

「なぁ、お前な」

こんな自分の気持ちをコントロールできないのは初めてで言ってる事がめちゃめちゃだってわかってる。


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