龍瞳ーその瞳に映るもの
この上ない優越感を手に入れた。

いつも以上に気になる携帯。
登録したての携帯番号が鳴らないか
そればかりが気になる。

英語の綴りも全部LOVEに見えてきたり
昨日、彼氏とデート行ったと馬鹿騒ぎ
しているクラスメイトを温かい目で見たり美緒は優しくなれた。

「美緒、なんかイイことあった?」

そう聞かれて口角を上げる。
決して自分からは言わない。
だって、まだ秘密の恋だから。

彼にはいま、彼女と呼ばれる女がいる。
どうしようもない根性の悪い女で
別れようと言ってもきいてくれない。
ほとほと疲れた彼は美緒に出会って
また生きる歓びを手に入れたて言った。

必ず、別れるからそれまで待って欲しいと美緒をぎゅっと抱きしめた。
< 202 / 306 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop