龍瞳ーその瞳に映るもの
どこでそんな目を覚えたの?
なに、その動じない強さみたいなもの。
前から喜怒哀楽の薄い子だったけど
戻ってきたナノハはゾクリとするほど
冷たい目をする。

ナノハの存在は美緒を苦しめる。
打たれても打たれても這い上がってくる
雑草顔負けの逞しさ。

美緒は弱ってます早く会いたいよそう思っていた美緒の携帯にかかってきたのは

『何かあったのかよ』

彼ではなくイクヤ。

連絡を無視していたら鬼電攻撃。
仕方なく出たら開口一番不機嫌な声。

「別に」

一応、キープはしておきたい。
まだ手放すつもりはない。
地位のある親と自由に使えるお金と
それなりの容姿。
何より美緒の言うことは何でも聞く。

『連絡、なんで無視ってんだ』

「実はね…」

ナノハが帰ってきて大変だったと
涙ながらに訴えた。

帰ってくるなり美緒を脅して奴隷のように扱ってくると訴える。
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