龍瞳ーその瞳に映るもの
みんなの事を思い浮かべながら
窓の外を見上げる。

「ここからは星が見えるね」

紺碧の夜空に瞬く星。

「みんなにも見せてあげたい」

闇の世界に生きる人生を選んだ仲間。
日の目は見なくても凛と咲く花のよう。

「落ち着いたら見に来ればいい」

やっと口を開いたアズが
気づけば隣にいた。

「うん、みんなと来たい」

「あいつら星より酒だろうけどな」

ありえそうで笑ってしまう。

ホームシックなんだと思う。
長い間育った家よりも数ヶ月いた
アズとみんなの側が私のホーム。
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