龍瞳ーその瞳に映るもの
「三葉、一緒に来てくれ」
そう思ってたのに磯崎さんに道連れされる。

重苦しい部屋の空気がただごとじゃないと知らしめている。

部屋の正面の椅子に座るアズと
壁側に置かれたソファーに座るサクヤ。
部屋の入り口に立つ磯崎さんと
早く誰か口を開いてくれと俺。

「何か言う事はないか」
低い声が床を這う。

「イクヤとのパイプは繋いである」

今回の計画は、美緒に近づきイクヤの
情報を仕入れること。
美緒を使ってイクヤを罠にはめること。

こっちに入っている報告では
美緒がアズに落ちいつでもイクヤに
近づけるというまでだった。

「美緒を何で切ったんだ」

今度はサクヤが低い声を出した。

美緒を切った報告は入っていない。
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