龍瞳ーその瞳に映るもの
「こうなるのをわかってたから黙ってたんだ」

やむを得ない判断だったと察する。
それがサクヤの役割だから。
龍瞳を維持していくためには
アズより冷静で冷酷でないといけない。

「サクヤの気持ちはわかる。
その判断が間違っていなかったとも思う」

話を聞いた磯崎さんがゆっくりと話し出す。

「だけど、龍瞳の掟は絶対だ」

ーアズの意見に反対の者は追放ー

サクヤが集めた中の誰かが
これはマズイとアズに話したのだろう。

龍瞳においてアズは絶対で
それが傘下の人間であっても同じ。

「あぁ、わかってる」

一生見張られ日陰を生きていく。

「覚悟はしている」

そう言ってアズの肩を二回叩いた。
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