龍瞳ーその瞳に映るもの
自業自得だ。
美緒だってわかっていたはず。
それが何なのかをだ。
それでも頼ってしまった自分の負けだ。

「梓ぁぁ、お願いぃ」

梓にすがる美緒に冷たい眼差しをむける。

「好きにしろ」

そう言って一式を美緒に渡した。
それにロデオと一瞬顔を見合わせた。
証拠品のそれを渡したからだ。

「ありがとぉ、ちょっと待っててね。
すぐに元気になるからねぇ」

慣れた手つきで廃人になるそれに手をつける。ロデオがそれを録画する。

息巻くだけで何もできないイクヤが
ベッド際にある電話に手を伸ばすが
アズの一撃でベッドから転げ落ちる。

大人しくしとけよと失笑するしかない。
もう、お前らは終わりなんだ。
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