龍瞳ーその瞳に映るもの
人に流されず人を妬まず
我が道を生きるナノハの強さや
自分を飾り取り繕わなくても
うちから秘める輝きを放つ美を持ち合わせていることも誰よりもわかっていたのは美緒だったのかもしれない。

絶対的に勝てないと悟った幼き日に
戻れるならば教えてやりたい。

そんな道を選ばなければ
お前だっていい女になれるという事を。

絶望と失意を味わった廃体は
悲鳴をあげらながら朽ちていった。

イクヤと共に生きていくしか
美緒の道はなくなった瞬間。
そんな人間の転落は見慣れているはずなのにチクリと痛む胸の原因はナノハの健気な笑顔。

ナノハがいつか自分を責めずにすむまで
一緒に歩いていこうと誓う。
< 303 / 306 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop