龍瞳ーその瞳に映るもの
side ナノハ
美緒ちゃんがいなくても私は何も変わらない。
美緒ちゃんのいない世界にいる今は尚更の事。
あんな姿になっても私を敵視する美緒ちゃんに
どれだけの苦痛を与えてたんだろう。
その苦痛に比べれば私は平気だった。
全てが揃っている羨ましいと思った事もあるけれどそれはいつしか消え去る。
お母さんの最期の願いを叶えたい、
そう思って生きてきた私には
美緒ちゃんの存在は些細なものだった。
なのに胸が痛い。
「ナノハ」
隙間風が吹く胸に華が咲かせるのはアズ。
「なぁに」
気づけばボンヤリしている事が多くなった。
そんな事を気づかないアズじゃない。
「海行くか」
季節は初夏。
雨が終われば太陽の季節が待っている。
「久々の天気だし」
気づいていてもそっとしておいてくれる。
「うん、行きたい」
アズだからできる事で私を支えてくれる。
美緒ちゃんがいなくても私は何も変わらない。
美緒ちゃんのいない世界にいる今は尚更の事。
あんな姿になっても私を敵視する美緒ちゃんに
どれだけの苦痛を与えてたんだろう。
その苦痛に比べれば私は平気だった。
全てが揃っている羨ましいと思った事もあるけれどそれはいつしか消え去る。
お母さんの最期の願いを叶えたい、
そう思って生きてきた私には
美緒ちゃんの存在は些細なものだった。
なのに胸が痛い。
「ナノハ」
隙間風が吹く胸に華が咲かせるのはアズ。
「なぁに」
気づけばボンヤリしている事が多くなった。
そんな事を気づかないアズじゃない。
「海行くか」
季節は初夏。
雨が終われば太陽の季節が待っている。
「久々の天気だし」
気づいていてもそっとしておいてくれる。
「うん、行きたい」
アズだからできる事で私を支えてくれる。