龍瞳ーその瞳に映るもの
「メ、アッタ、サッキアッタ」

そう言いながら倒れた私に
フラッシュを浴びせシャッターをきる。

「モットモット、モットモット」

睨みつけた私に恍惚の表情を浮かべ
シャッターを切り続ける。

変質者、だ。
逃げなきゃヤバい。

異常に興奮した男の隙くらいつけるはずと
周りを物色する。

机と椅子しかない。
何か、何か、何かないの!!

急く気持ちを抑えながら
目に入った机の中のあるもの。

これなら使える。
そう思い、ゆっくりとその机まで
後ずさりした。
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