龍瞳ーその瞳に映るもの
あと少しでドアに手が届くという時に
今度は肩を掴まれる。

「やだ!離してよっ」

肩を掴んだ手は血に塗れ、
荒い鼻息が聞こえてくる。

「コロス、オマエコロス」

殺意のこもった声に恐怖が走った。

肩を掴んだ手が首に回り、
その手の10本の指に力がはいる。

振りほどこうとしても後ろから絡めらた
指は振り切れずジタバタとすれば
するほど息ができなくなる。

首に回った手を離そうと掴もうとするけど力が入らない。

ヤバいじゃん、私…

そう思った時、アズの言葉が蘇る。

必ず助けてやるーーーと言った。

ね、聞こえてる?
力が入らなくなった指で校章を
掴もうとした時、ドアが開いた。
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