『ココロ彩る恋』を貴方と……
……そう思うと、つぅーんと胸の奥が寂しくなった。
独りぼっちになったあの日と同じ感情が芽生えてきて、きゅっと唇を噛み締める。


「寂しくなんてないよ。だって、プロだもん…」


そう言い聞かせて裏口を飛び出した。

秋の夕暮れは、つるべの如く落ちるのが早い。

心が真っ暗になる前に、あのアパートへ帰ろうと足の運びを急がせた。




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