すきなのに!!

今もこれからも

「はい、ここ座ってねー」




翌日、元気よくとまではいかないけど学校に到着したあたしは朝早くから校門で待ち伏せ不良に担がれて溜まり場まで連れてこられた。



何度も脱出しようと試みたが、総勢15名のガタイのデカイ不良に取り押さえられて作戦はあえなく失敗した。



あたしを連れて来るには15人がかりじゃないと無理だと思われてることがちょっと腹立つけど、今はそんなこと突っかかってる場合じゃない。



颯くんに促されてソファーの真ん中に、輝と万里くんに挟まれて座った。



前には朋稀と理陽が座っていて、1人用の椅子に深々と座る颯くん。朋稀と颯くんの場所入れ替えた方がよくないか?



いつもはうるさい輝もおとなしいからあたしも仕方なく静かにしている。



夏樹くんと晶くんが飲み物を運んで来たところで、朋稀が話を切り出した。




「昨日の話でもしようじゃないか」




相変わらず癪に障る言い方だけど、今そんなこと言える雰囲気じゃないので仕方なく黙る。




朋稀はまずビシッとあたしと万里くんを指差した。相変わらずむかつく動作だけど、今そんなこと言える雰囲気じゃないので仕方なく黙る。





「2人はなんで南栄の奴らと出会ったのか説明したまえ」


「ちょっと朋稀うざいから引っ込んでてくれる?」





あたしと同じことを思ってたらしい理陽がきらきら王子様スマイルで朋稀を全力で潰しにきた。やはりこの男を敵に回してはいけない。











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