メールが届きました。
最寄り駅からは私と康平が同じ電車。
反対路線に莉奈と大介。
自転車組が愛華と悠太。
徒歩組が有香と愁。
上手く男女1対1で帰れるからとりあえず
何も変な事件は起きなそうで一安心。
うるさい2人組みがいないおかげで帰りは康平と
たくさん話してお互いのことをいろいろ知った。
康「危ないから家まで送ってくよ。」
梓「大丈夫だって!!」
私の家の近くは治安が良くて特に心配する必要は
無かったけど、心配性なのか家まで送ってくれた。
康「明日ってさ…午前だけだよな??」
梓「だったと思うけど…」
康「よし、午後みんなで飯行こう。」
勢いよく頷いてまた明日、と手を振った。
夜、寝る準備をして何気なく携帯を開く。
みんなで連絡先を交換して作ったLINEグループ。
通知は早速143件。
康平君以外にもみんなでご飯に行きたいという話で
盛り上がっていた。
いい青春が送れそうだな…。
そんなことを思いながら睡魔に負けた私は
会話に入らないまま眠りに着いた。
その後、平和なまま1日、1週間、1ヶ月と
あっという間に過ぎていった。
入学から1ヵ月半。
学校にも慣れてきて、クラスの全員の名前と顔が
一致するようになったものの、一軍的ポジションの
私たちの中に入ってくる人たちはいなくて、
8人まとまったまま過ごしていた。
今日は、みんなが早めに学校にいることを想定して
急いで準備をしていた。
「あず~!迎えきてるわよ~!」
…迎え??誰だ??
そう思いながら急いで支度を終え、家を飛び出した。