タタリアン
翔太は女の子を抱きかかえてケ
ヤキの近くまで行き降ろしてやっ
た。
女の子はテクテクとケヤキの側
まで近づき根元を指差した。
「……」
「ここに返して欲しい物がある
の?」
翔太は優しく聞いた。
女の子は一瞬微笑み、
「お願い」
「分かった。でも、この樹が枯れ
るまで切れないんだよ。もう少し
ま……」
その時、なんだかケヤキの上の
ほうからパチパチ音がしてきた。
翔太が見上げると葉に青白い炎
が灯り、徐々に下の葉に燃え移っ
ていく。
すぐに翔太は女の子を抱えてケ
ヤキから離れた。
炎はしばらく燃えて、ぱっと消
えた。
翌朝。
すっかり葉が無くなったケヤ
キ。
側に翔太と女の子が立ってい
た。
少しして佐吉と5人の作業員が
やって来た。
「これは!?どうしたこっちゃ。
何があった?」
佐吉はケヤキの葉っぱがすべて
無くなっているのを見て驚き翔太
に聞いた。
「どうやら俺を殺すのをやめて、
話し合いで解決したいらしい」
「その、女の子は?」
「この子が話し合いに来た使者だ
よ」
「……」
「もうこの樹、切れるでしょ?」
「ああ、じゃが道路を封鎖して、
手伝い増やさんと」
「分かった。道路の封鎖は今準備
してるところ」
昼過ぎになってケヤキの伐採準
備が整い作業が始まった。
翔太と女の子も立ち会った。
今までとは違って天気は良く、
作業は何事も無く順調に進んだ。
ケヤキは切り倒され運ばれて
行った。
もう日が暮れかかっていた。
樹のあった所にライト車のライ
トがあてられた。
残った大きな切り株も取り除く
作業が続けられた。
するとどこからともなく謎の
レッカー車が現れた。
ヤキの近くまで行き降ろしてやっ
た。
女の子はテクテクとケヤキの側
まで近づき根元を指差した。
「……」
「ここに返して欲しい物がある
の?」
翔太は優しく聞いた。
女の子は一瞬微笑み、
「お願い」
「分かった。でも、この樹が枯れ
るまで切れないんだよ。もう少し
ま……」
その時、なんだかケヤキの上の
ほうからパチパチ音がしてきた。
翔太が見上げると葉に青白い炎
が灯り、徐々に下の葉に燃え移っ
ていく。
すぐに翔太は女の子を抱えてケ
ヤキから離れた。
炎はしばらく燃えて、ぱっと消
えた。
翌朝。
すっかり葉が無くなったケヤ
キ。
側に翔太と女の子が立ってい
た。
少しして佐吉と5人の作業員が
やって来た。
「これは!?どうしたこっちゃ。
何があった?」
佐吉はケヤキの葉っぱがすべて
無くなっているのを見て驚き翔太
に聞いた。
「どうやら俺を殺すのをやめて、
話し合いで解決したいらしい」
「その、女の子は?」
「この子が話し合いに来た使者だ
よ」
「……」
「もうこの樹、切れるでしょ?」
「ああ、じゃが道路を封鎖して、
手伝い増やさんと」
「分かった。道路の封鎖は今準備
してるところ」
昼過ぎになってケヤキの伐採準
備が整い作業が始まった。
翔太と女の子も立ち会った。
今までとは違って天気は良く、
作業は何事も無く順調に進んだ。
ケヤキは切り倒され運ばれて
行った。
もう日が暮れかかっていた。
樹のあった所にライト車のライ
トがあてられた。
残った大きな切り株も取り除く
作業が続けられた。
するとどこからともなく謎の
レッカー車が現れた。