真実の愛を見つけたい『I want to find the truth of love』

…彼女がいるから心配ない


俺は、他人を自分の領域に
入れることはない·······

女を抱くときも
ホテルを使い
終われば、俺は直ぐにホテルをでる。

家政婦は、仕方ないが。
まあ、話をしたことも
殆どない。

家政婦が来て嵐の世話をして
嵐を幼稚園に送ったり
している間に
彼女は、自宅に戻り
お風呂に入ったり
食事をして、仕事の道具を持ち
戻ってきた。

彼女がいるから、
嵐は幼稚園に
「行かない。」
と、言ったらしいが
彼女が、
『待ってるから』
と、言うと
『ぜったいね!!』
と、言って行ったらしい。

家政婦が家の事をしている間に、
俺の食事を持ってきて
食べさせて、薬を飲まされた。

汗をかいているから
体を拭いて下さい。
と、タオルや着替えを渡す。

彼女は、結婚していたのに
俺の裸を見れなくて
「私は、出ますから
    待ってください。」
と、恥ずかしそうに言うから
「構わない。」
と、言うが
「私が、困ります。」
と、言って出ていく。

見ていて、飽きない人だ。
家政婦とも仲良くなっていて
料理を習ったり世間話をしていた。

岡宮先生も診察に来てくれた。

次に話し声に目を覚ますと
母と彼女が、話していた。
「あら、起きたの?
結城さんが、居てくれるから
心配ないようね。
嵐も大好きみたいだから結城さんが。」
と、ニヤリと笑う。

彼女は、お母様の方が
いいのではないか、とか。
嵐君は、私の癒しだ、とか
言っていたから。

俺は、
「彼女が居てくれるから心配ない。」
と、母に言った。
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