真実の愛を見つけたい『I want to find the truth of love』

…洸となお


俺( 洸 )は、高校の時から
付き合っている彼女がいた。
なおだ。

なおは、美人ではないが
一緒にいて落ち着くし
俺の癒しだった。

俺は、大学をでて
結城オリエントコーポレーションに
就職をした。

俺の家は、貧しく両親が
早く亡くなったため
姉が、俺を育ててくれた。

両親には、負債もあり
仕事についてからは、
姉と一緒に返済していた。

なおと直ぐに結婚したかったが
なおに苦労かけたくなかったし
なおも看護師になるのに
頑張っていたから
落ち着いたら、
一緒になろうと約束していた。

そんな時、姉が俺の勤める
オリエントコーポレーションの社長と
結婚した。

社長は、俺達の残りの負債
すべてを片付けてくれた。

ホッとして、なおと一緒に
なりたいと姉に話すと
姉から、
「あなたは結城の一人娘と
結婚しなさい。」
と、言われた。

俺は、嫌だと何度も言ったが
姉に、
「今まで育ててやった恩を忘れたの」
と、言われ
断ったら、オリエントコーポレーションにも
入れなくなると

俺は、なおに話をして
夢穂さんと結婚して
オリエントコーポレーションの専務と
なった。

夢穂さんは、それは、それは
綺麗な人で、身長も170センチあり
聡明な人だった。

彼女と結婚して
マンションに住んだが
寝室も別、食事も何度か
一緒にするぐらいだ。

彼女は、翻訳・通訳の仕事を
していたから
家にいないこともあった。
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