花奈 ~15日生きた君へ~
「花代、何とも思わないの?」
するとなぜか花奈は、少し真剣な口調になってそう聞いてくる。
「えっ、どういうこと?」
「そのままの意味だよ」
私が聞き返すと花奈がそう答える。
「え、別に何とも。良平は顔広いから女子ともよく遊ぶと思うし、なんなら彼女いると思ってる」
「あ~、そうなのね」
私が普通に答えたんだけど、なぜか花奈は険しい顔で返事した。
「放課後に遊びに行くの珍しいな~とは思ったけど、あとは何も」
「そっか、わかった」
私がそう答えると、花奈も納得した様子だったのでこの話は終わった。
実際、良平に用事があったのはその日だけだった。
次の日からはまた普通に、私と一緒に花奈の家に遊びに来た。