花奈 ~15日生きた君へ~

その後私たちは焼きそば、フランクフルト、かき氷など、食べたいと思うものを思う存分堪能した。

それと、金魚すくいもした。
私の家では、私が子供の時からずっと金魚を飼ってる。
私が4歳ぐらいのころから13年以上生きてる金魚もいる。
そんな金魚たちに新しい仲間を増やしたいなって思って金魚すくいをした。
子供の時以来だったからすごくなつかしかった。
花奈へのお土産のたこ焼きは、何軒かのお店を食べ比べして決めた。

やがてお腹がいっぱいになった私たち。
少し歩いて、屋台から離れたところにある橋の上まで歩いてきた。

「今何時かな?」
「19時半ぐらい」

橋の真ん中で時間が気になって尋ねると、良平がスマホの画面を見ながら教えてくれた。
20時になると、川の向こう側から花火が上がる。
ちょうどこの橋からよく見えるんだよね。

「あと30分あるけど、ここで見る?」

良平が私に聞く。

「うん。草履も疲れちゃったからそうしたい」

私がそう答えると良平がうなずいた。
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