願 叶



そこには…やっぱり…

「雪君っ!!」


びしょ濡れだった雪君。

それを見たファンクラブの子達は動揺していた。


「みっ…三宅様?」

ファンクラブ会長が話かけるが、雪君は無言でうつ向いている。


そして、ゆっくり顔をあげ目を光らせてる。


「何してるの?」

低い声に私までビクッとしてしまう。

ファンクラブの子と会長は声がでないほど真っ青な顔をしていた。



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