願 叶



「くしゅんっ!!」


可愛いくしゃみに、思わず私は笑ってしまう。


「笑うなよ…。」


少しぶすっとした雪君は上のパーカーを脱ぎ、カッターシャツ姿で濡れたパーカーを絞っていた。


私はあの目をあけた瞬間、すでにわかっていたんだと思う。


ピンチの時に絶対に目の前にいる、



あのパーカー姿の男の子…



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