願 叶
<雪side>
「雪君は王子様だね。」
そんな事を小川は言った。
俺が王子様?何のことか、さっぱりだった。
でも、笑顔の小川にホッとした。
だが次の瞬間、小川は大量の水に濡れた。
「おぉ、すまん!!生徒がいるとは気づかんかった。」
3階の窓からバケツをもった教師の姿。
教師がこんな所から水すてんなよ…
「大丈夫?」
小川の髪や服からは水が滴る。
「…ぷっ。あはははっ。」
小川は急に笑い出して、俺は少しビックリした。