願 叶



<雪side>


「雪君は王子様だね。」

そんな事を小川は言った。


俺が王子様?何のことか、さっぱりだった。


でも、笑顔の小川にホッとした。


だが次の瞬間、小川は大量の水に濡れた。


「おぉ、すまん!!生徒がいるとは気づかんかった。」

3階の窓からバケツをもった教師の姿。


教師がこんな所から水すてんなよ…


「大丈夫?」

小川の髪や服からは水が滴る。


「…ぷっ。あはははっ。」
小川は急に笑い出して、俺は少しビックリした。



< 246 / 355 >

この作品をシェア

pagetop