願 叶


………気がつくと遊園地。


雅君は遊園地のゲートまで来るとピタッと足を止めた。

「…どうするんだ?」

不機嫌なのは、あいかわらずだったけど遊園地に一緒に来てくれたんだもん。


そりゃあ、もちろん!!

「この遊園地の全部乗る!」
そう私は宣言して、今度は私が雅君の手をひっぱり走った。


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