願 叶



「………はぁ。」

雅君は大きなため息をついた。

まぁ、なんでため息をついたかは大体わかる。

私がこの遊園地の乗り物を全部無理矢理、雅君を連れて乗ったからだ。


そして今、遊園地で最後に残った乗り物。観覧車に乗っていた。



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