memory〜紅い蝶と私の記憶〜
お兄ちゃんは…うん、まだ話してるや。


後でメールだけでも入れとこう。


そうしないと後で怒られるのは私だし。


「お待たせ!」


「幸助先輩たち大丈夫だった?」


「うん、ちゃんと説明もしてきたしね」


…それはお兄ちゃんが井戸端会議をしてるってことをだよね。


お兄ちゃんが幸助先輩に怒られるのでは?


「よし、じゃあ行こっか」


「うん。お願いします!」


さっきのケンカが嘘のように、笑いあってるみんなを避けて倉庫の外へと出る。


あれ?


これって高松くんのバイクだよね?


いつの間に玄関前に移動させたんだろう。


「バイクはね、下っ端の子が出してきてくれたんだよ」


「え?」


「バイク。いつ出してきたのか気になったんでしょ?」


な、なんでわかったの?!


「顔に書いてたからね」


まじですか。


うぅ…気をつけないと。








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