memory〜紅い蝶と私の記憶〜
「あ、そうだ。まだ影と呼ばれるきっかけ?を話してなかった」
と言っても、きっかけなんていうきっかけはないんだけどねー。
「影か…。でもあれは本当にたまたま出来たようなもんだもんな」
「そうなんだよね。ある族との戦いで、挟み撃ちにあったつき君をどこからともなく現れ、助けたことからだよねー」
「しかもそれが1回だけじゃなくー」
「毎回なもんだからー」
「「影というより守護神に近いとも噂があったりするんだよね〜」」
「しかも笑ってるもんやから、殺られた側としては地獄やわな」
ジロリと庵を睨むと、「じょ、冗談やっ…」と言いながら少しずつ後ろに下がってるのバレバレだからね。
「で、最後は事故と記憶喪失だね」
これはさっきからちょこちょこ話にも出てきてたから、ある程度は気づいているかもね。
「栞ちゃんに突き落とされて、頭を打ったのが事の始まり。栞ちゃんはね、庵の彼女として紅蝶にきて、姫という立場へとなったわけなんだけど」
もう思い出すだけでも嫌すぎる。
と言っても、きっかけなんていうきっかけはないんだけどねー。
「影か…。でもあれは本当にたまたま出来たようなもんだもんな」
「そうなんだよね。ある族との戦いで、挟み撃ちにあったつき君をどこからともなく現れ、助けたことからだよねー」
「しかもそれが1回だけじゃなくー」
「毎回なもんだからー」
「「影というより守護神に近いとも噂があったりするんだよね〜」」
「しかも笑ってるもんやから、殺られた側としては地獄やわな」
ジロリと庵を睨むと、「じょ、冗談やっ…」と言いながら少しずつ後ろに下がってるのバレバレだからね。
「で、最後は事故と記憶喪失だね」
これはさっきからちょこちょこ話にも出てきてたから、ある程度は気づいているかもね。
「栞ちゃんに突き落とされて、頭を打ったのが事の始まり。栞ちゃんはね、庵の彼女として紅蝶にきて、姫という立場へとなったわけなんだけど」
もう思い出すだけでも嫌すぎる。